後日乗

ごにちじゃう Life After Tuck in Tokyo

米国Dartmouth College, Tuck SchoolでMBAを取る過程を
365日x2年余すところなく記した「ダートマス日乗」
帰国後 東京における日々を「後日乗」として 再び記す
(副題としてはあまりに長い)
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三谷宏治さんの本を読む
三谷宏治さんの二冊の本、
突破するアイデア力
観想力 〜空気はなぜ透明か
を読みました。

三谷さんは、ビジネススクールにいた当時の僕をインタビューし、
コンサルティングファームに採用してくれた方でもあります。

統括パートナーでしたから、切れ者であることは当然ですが、
マンガやゲームにやたら詳しい、とても変わった方(笑)でもありました。

二冊を読んで、全編を通してとても「懐かしい」という感覚を抱きました。


「突破するアイデア力」では、三谷さん自身が、マンガ、SF、小説、旅、海外留学などから得てきた柔らかなインスピレーション、発想の幅の広がりといったものを紹介しています。
「発想力を高める道は線形にあらず」というメッセージを、感じました。

論理力(ロジック)、分析力が命である戦略コンサルティング業においても、「独創的発想力」の大切さは年々高まっている。突破力なくして大きな成果はない、と言える。
クライアント企業にお邪魔しても、大抵のことは既に(一応)検討されている。
殆どの策は過去に試されている、でもうまく行かない、だからこそコンサルタントを頼むのだ、と。常識の中にもう解(正しい答え)はないのだ、と。
(中略)
そこでは、企業が従業員に対して用意する一律の研修や方法論といったものではカバーしえない、個々人の基本的な発想力・アイデア力が絶対的に必要だ。
むしろこれは自ら気づき、自ら学ぶべきもので、人から教わってはいけない領域・テーマなのかもしれない。
(突破するアイデア力)

上記の言葉などは、非常に身につまされます・・・。


「観想力」では、副題の「空気はなぜ透明か」に代表されるいくつかのユニークな問いを、読者に投げかけます。

通常、コンサルティングファームの面接では、インタビュイーの論理的思考力などを試すために「ケースインタビュー」という形式のインタビューがなされます。
「空気はなぜ透明か」は、著者がケースインタビューにおいて使った問いだそうです。
(私への問いはこれではありませんでしたが)

本書に通底しているのは、「視点」「視座」「切り口」という三つの概念です。
いずれも極めて重要な概念です。


二冊とも、単なる「ロジカルシンキング」に飽き足らない方などには、お薦めだと思います。
特に、若いビジネスパーソンや学生の方々には、読んでいただきたいと思う良書です。




| 橋口寛 | | 19:25 | comments(0) | trackbacks(1) |
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