後日乗

ごにちじゃう Life After Tuck in Tokyo

米国Dartmouth College, Tuck SchoolでMBAを取る過程を
365日x2年余すところなく記した「ダートマス日乗」
帰国後 東京における日々を「後日乗」として 再び記す
(副題としてはあまりに長い)
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息子の自転車
小2になった息子は、まだ自転車が乗れなかった。

自転車に乗る練習をするという行為は、
すぐれて父親的育児体験の典型というべきものであり、
つまり小2になっても自転車に乗れないということは、
それだけ父親たる僕がそれを怠ってきていたということの証左だった。

実際ここ数年間の忙しさは尋常ではなく、
土日も仕事であることが多く、
ゆっくり自転車の練習に付き合う時間がなかなかとれなかった。
(と心の中で言い訳をしていた)

先週息子に、
「自転車の練習をしようか」
と言ったところ、

「いい。サッカーがしたい」
と言う。
「そんなこといってたら、いつまでたっても自転車に乗れないぞ」
というと、
「それでもいい。ずっと乗れなくてもいい」
と言う。

運動神経が良い息子にとって、同級生があらかた自転車に乗っているのに
自分が乗れないということは、屈辱というべきか何というか、
とにかく直視したくない事実だったろう。

それを聞いて、大いに反省した。
先週日曜日は2時間半ほど徹底的に自転車の練習に付き合った。

何度やってもうまくいかず、
「これいつまでやるの?」
と言う質問に対して「できるようになるまでだ」という回答が返ってきて
悲鳴をあげていた息子だが、
先週日曜日の最後には、少しフラフラしながら進めるようになった。

そうしたら楽しくなったらしく、今日は自分から「自転車やりたい」
と言ってきた。

今日も12時半から3時頃までみっちり練習をして、
ほぼまっすぐ乗れるようになった。

あとは、自転車に乗るという経験値の時間蓄積だけだ。




 

これで、娘につづいて、息子も自転車の練習をする、という
親としての経験を終えることになった。

子供の自転車を押して、腰を痛めながら、
何度も何度も往復するという行為はもう二度とないのだろう。

面倒くさい、体が痛み、時間のかかる、
そしてその実、集中して行えばあっという間に終わり、
いざ終われば二度と戻ってこない、時間。

腰の痛む、しかし最高のギフト。
そのギフトが終わった。



今から6年半も前に、小さかった娘の自転車練習をしていたころのことが、
このブログに書いてあった。

これをあらためて読み返して深い感慨にとらわれる。
そして、息子のことも書いておこう、と思ったのだった。

これから同じ時間が流れれば、娘はもう二十歳になっている。
そして、自分も50歳に手が届こうという年齢だ。

その頃、日本はどうなっていて、家族はどう過ごしているのだろうか。


 ↓当時の娘の自転車練習について書いたブログ


2006.04.23 Sunday
| 橋口寛 | 育児・子供 | 22:07 | comments(2) | trackbacks(0) |
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先日、うちの息子もようやく補助輪が取れました。
うちの場合、妻がまめに子供の面倒を見てくれるので、助かったいますが、なかなか男の人は時間取れませんからね。
それでも、子供にかかわって生きていきましょう。
楽しいですからね。
| 府中の不動産屋 | 2013/04/17 12:17 PM |

府中の自転車屋さん
ありがとうございます。
とても素敵ですね。
私もできるだけ時間を一緒に過ごしたいと思います。
| 橋口 | 2013/05/01 7:51 PM |










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