後日乗

ごにちじゃう Life After Tuck in Tokyo

米国Dartmouth College, Tuck SchoolでMBAを取る過程を
365日x2年余すところなく記した「ダートマス日乗」
帰国後 東京における日々を「後日乗」として 再び記す
(副題としてはあまりに長い)
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DIECI GINZAの閉店
DIECI GINZA」は、2009年11月に、銀座六丁目に開業しました。

日本最古の社交クラブ交詢社の入る交詢ビルの3階にて、鳴海製陶の初の直営コンセプトショップとしてのスタートでした。


その「DIECI GINZA」が、7月15日(日)をもって、ついに閉店します。
開業から2年8ヶ月の短い歴史でした。


開業時にはコンサルタントとして深く関与し、その後まもなく直接の部門管掌役員として責任を負ってきた立場としては、さまざまな理由があるとはいえ、最終的に閉店のやむなきに至ったことについて、実に慚愧にたえないものがあります。

特に店頭のスタッフの全力の奮闘とその成果を見てきた立場としては、この結果を避けえなかった己の責任をただ痛感します。


今週、DIECI GINZAのスタッフが、銀座で「お別れ会」をしてくれました。
ひとりひとりの顔を見ていると、色々なことが思い出され、最後の挨拶ではほとんど何を言っているかわからないグダグダの状態になってしまいました。


どのような事柄であれ、攻めるはたやすく、撤退するは難しく、そして殿軍は最も難しいものです。

これまで私は、殿軍の難しさは、そこに追手の手にかかるリスクあるがゆえのみと思ってきました。
でも、もっとも大きな難しさは、それとは別のところにあることを初めて知りました。
それは、栄光なき地味なるミッションにフルコミットする精鋭部隊を維持することそのものの持つ本質的な難しさでした。

その意味で、DIECIの撤退は、栄誉ある例外事例だといえるでしょう。
これだけのスタッフが最後まで全力を尽くしてくれているさまを、私は内心拝むような感謝の思いで見つめていました。

フル営業の最終月となる6月度には、ずば抜けた過去最高の売上を計上するというおまけまでつけての、栄光ある撤退でした。


私個人も鳴海製陶も、DIECI GINZAの運営から多くのことを学びましたし、何よりもスタッフの彼女たちの姿から多くのことを学びました。

私自身は退任をいたしましたが、この2年8ヶ月間の成果を活かして、鳴海製陶は今後ますます発展していってくれることを願っていますし、DIECIのスタッフたちは今後もその新しいフィールドでその見事なプロ意識をもって活躍してくれることを確信しています。


私自身は、おそらく死ぬまで、銀座六丁目を通るたびに、交詢ビルを通るたびに、二度と戻らぬ日々のことを思い、また自らの責任を思い、胸の痛みを抱くことと思います。
70歳・80歳になって、交詢ビルを訪問した自分の胸に去来する思いはいかばかりであろうと思います。


最終営業日となる7月15日には、私も万感の思いを抱いて店頭で接客担当(補佐)をしております。
ご来店いただければ幸いです。


 ↓ 6月最終営業日のDIECI GINZAの店頭。





 ↓ 「お別れ会」にて、DIECI GINZAの姫たちと。




これまで、本当にありがとう。
| 橋口寛 | お知らせ | 01:21 | comments(0) | trackbacks(2) |
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