後日乗

ごにちじゃう Life After Tuck in Tokyo

米国Dartmouth College, Tuck SchoolでMBAを取る過程を
365日x2年余すところなく記した「ダートマス日乗」
帰国後 東京における日々を「後日乗」として 再び記す
(副題としてはあまりに長い)
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本田・イチロー・星出飛行士の作文
日本がデンマークを退けて、2勝1敗でグループリーグを突破した。
一か月前にこんな結果を、(希望はしていても)予想できた人は(私も含めて)ほとんどいなかっただろう。

この三試合それぞれの「結果」とそれを受けたチームの「変化」というフィードバックの形で、チームダイナミズムというものの不思議さを、我々はまざまざと見せつけられた。

4年前のドイツでのそれと比べると、残酷なまでに対照的だ。

本田圭佑は、カメルーン戦とデンマーク戦でグループリーグ2得点を決めた。

以前に「Number」で本田が小学校の卒業文集に「将来の夢」として書いた作文が紹介されていた。
そこには、ワールドカップで活躍し、世界一のサッカー選手になると書いてある。

「なりたいと言うよりなる」という言葉ににじみ出る意志の強さ。
「今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる」という言葉ににじみ出る決意。

「将来の夢」

ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。

Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。

一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。

ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。


小学校時代の作文といえば、イチローの書いた以下の作文も有名だ。


僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校と全国大会にでて活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。

僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中360日は、激しい練習をしています。
だから1週間中で友達と遊べる時間は5〜6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。

そして中学、高校と活躍して高校を卒業してからプロ野球選手になれると思います。
そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
ドラフト入団で、契約金は、1億円以上が目標です。

僕が自信のあるのが投手か打撃です。
去年の夏、僕たちは全国大会にいきました。
そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームランを3本打ちました。
そして、全体を通した打率は、5割8分3厘でした。
このように自分でも納得のいく成績でした。
そして僕たちは1年間負け知らずで野球ができました。

だから、この調子でこれからも頑張ります。
そして、僕が一流選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも夢の一つです。

とにかく一番大きな夢はプロ野球選手になることです。

小学校時代、毎日バッティングセンターで何時間も打ち込みをしていたという話は有名だが、友人と遊ぶ時間を犠牲にして、目標に向かってまい進するこの小学生の意志の強さは感動的だ。

そして、目標を達成したイメージの中に、本田は「親孝行」を、イチローはお世話になった人への「恩返し」を含んでいる。




先日、娘の小学校の参観日に行った際に、
廊下の壁にある作文が掲示されているのを見かけた。

星出彰彦宇宙飛行士が、二子玉川小学校4年生の時に書いた作文のコピーだった。

その場で撮った写真データが消えてしまったので、全文をここに再現することはできないが、つたない鉛筆文字で書かれた文章の大意は、以下のようなものだったと記憶している。

・僕は宇宙飛行士になりたい
・友人はロケットは事故率が高いので死ぬかもしれないからやめろという
・それでもどうしても宇宙飛行士になりたい
・太陽系の一番外側やアンドロメダまで行ってみたい
・どれだけ事故の確率が高くても宇宙飛行士になる希望は消えない

作文の隣に文集の表紙が飾ってあった。
名前は「きぼう」。

星出飛行士がかかわった日本の実験棟の名前もまた「きぼう」であった。



天命に向かって、一直線に小学校時代から突き進んだ三人。

その後、気の遠くなるような努力を積み重ねた果てに目標を実現した三人の小学生たち。

小学生の彼らが書いた文章は、我々の心を揺さぶる力を持っている。
| 橋口寛 | 言葉 | 23:18 | comments(0) | trackbacks(2) |
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