後日乗

ごにちじゃう Life After Tuck in Tokyo

米国Dartmouth College, Tuck SchoolでMBAを取る過程を
365日x2年余すところなく記した「ダートマス日乗」
帰国後 東京における日々を「後日乗」として 再び記す
(副題としてはあまりに長い)
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3月に読んだ本
かなり遅くなりました。
3月に読んだ本をご紹介します。

先月は完全にバラバラのジャンルから、7冊でした。
(そのほかは資料系)


<生と死について>
1.「生きるとは、自分の物語をつくること」(小川洋子、河合隼雄)
2.「ずーっと ずっと だいすきだよ」(ハンス・ウィルヘルム)
3.「悼む人」(天童荒太)

<その他>
4.「非常識経営の夜明け」(天外伺朗)
5.「老子」(蜂屋邦夫訳注)
6.「ゲノムと聖書」(フランシス・コリンズ)
7.「徹底抗戦」(堀江貴文)


1.
哲学者河合隼雄と、「博士の愛した数式」の小川洋子が、映画をきっかけとして始めた対談。残念ながらすべてを終える前に、河合隼雄は亡くなってしまった。
河合隼雄は、「分けられないものを明確に分けた途端に消えるもの」を魂と呼ぶという。
要素還元主義では切り分けられないもの。
善と悪に分けた瞬間に、そこから大事な魂は抜け落ちてしまうのだ。

2.
絵本の名作。子どもたちと読む。
小さなときから一緒に育った愛犬エルフィーが、年老いて死んでしまう。
でも、毎日「ずっと大好きだよ」と語りかけ続けてきたことが、主人公の少年にとっての救いとなっている。
大好きな相手に大好きだと伝えよう。
大切な相手に大切だと伝えよう。
それがメッセージ。
「最後だとわかっていたなら」に通じるメッセージ。

3.
ずいぶん前に石野さんより勧めてもらい、長く積んであった本。
著者が深く向き合って書いたことが嫌でも伝わる。
死について、考えさせられる小説。

4.
「フロー経営」の元ソニー常務・天外伺朗さんの本。

5.
老子について、この訳はわかりやすい、と大先輩Uさんに教えていただき読む。
白文、読み下し、意訳および解説がついていて、非常に分かりやすかった。

6.
アメリカのヒトゲノム計画をリードした一級の科学者である著者が、かつての科学至上主義者からクリスチャンになった経験に基づき、科学と宗教について論じる本。
原題は、実に「The Language of God - A Scientist Presents Evidence for Belief」である。遺伝子の研究者であり天理教信者でもある村上和雄筑波大名誉教授や、形成外科医のゴッドハンドと称されながら春日大社の宮司になった故葉室さんにも通じるものがある。
科学と神(あるいは大いなる何か)は対立概念ではなく、矛盾を超えて止揚しうるものである。しかし、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」的な、科学至上主義か、あるいは聖書から外れた進化論などの授業は教科書にも載せられないような、矛盾を「衝突」させてしまうアメリカではそれほどすんなりとは理解されないものかもしれない。


7.
ホリエモン近著。
かつてライブドア社長としてメディアの寵児となり、一転して地にたたきつけられたことが、まるで遠い過去のことのように思えるほど、多くのニュースにメディアはくるくると踊った。
僕も当時このブログで、ライブドアのMSCB批判もしたし、逆に逮捕後のメディアのあまりの節操のなさに「惻隠の情はなしや」と批判もしたが、その後は触れていない。
判断つきかねることは多いが、当事者の主張は、評論家の論評とは決定的に異なる。
| 橋口寛 | | 01:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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